JDSは8月4日に開催した会員向け(非会員の視聴も可能)セミナー『もっと知っておきたいダウン症のこと 「暮らす」を考える‼」』のオンデマンド配信を開始しました。
セミナーでは、多くの通所・入所・グループホームの施設長として、実際に多くのダウン症の支援にあたっている山下望氏を講師にお招きし、保護者としてわが子の将来像を描きながら、どのように関わればよいのか、「本人の意思を大切にしてあげる」ことをはじめとして、様々な「暮らす」についてお話いただいています。
視聴をご希望の方は、以下のフォームより、お申し込みください。JDS事務局より、視聴のためのご案内をお知らせ致します。
※8月のセミナー(会場参加)募集にお申込み済みの方は、再度お申し込み頂く必要はありません。
※お申し込み後、3日(土日祝日除く)たってもJDS事務局からご案内がない場合は、お手数ですがJDS事務局
にお問い合わせください。
参加費
JDS会員:無料/同非会員:2000円
配信期間
9月27日(金)~10月20日(日)まで
プログラム
「ダウン症の健康管理について」 講師:玉井浩氏
〇玉井 浩 (たまい ひろし) 公益財団法人日本ダウン症協会代表理事 大阪医科薬科大学名誉教授
大阪医科大学(現、大阪医科薬科大学)卒業後、小児科専門医・小児神経専門医を取得。同大学小児教授を経て、成人期のダウン症のある方の診療もおこなう。病気ではなく、まずその人を知ること、そしてより社会に知ってもらうことを目指し幅広い活動を続けている。
「『暮らす』を考える!!」 講師:山下望氏
〇山下 望(やました のぞみ)
社会福祉法人南風会 常務理事/青梅拠点 拠点長/多機能型障害福祉サービス かすみの里 施設長/障害者支援施設 青梅学園 施設長/東京都発達障害支援協会 理事長/関東地区知的障害者福祉協会 会長/日本知的障害者福祉協会 理事/東京サポート協会 副理事長
(本人より)ダウン症のある方との出逢いは、小学校1年生の10月1日です。青梅学園の始まった日に2名のダウン症の利用者が入所してきました。そこでの出逢いが、最初です。学年は1つ先輩と、2つ先輩でした。僕の印象では、言葉は、はっきりしないけれど、何でもできる先輩だなという感じでした。ひとりの先輩は、身体がとても柔らかだったのが印象的でした。ふたりとも、60歳を少し過ぎたところでお亡くなりになりました。先輩とはお別れしましたが、先輩の弟さんには今、通所施設の運転手をお願いしています。ダウン症のある方々は、今は入所施設より、通所施設に多くいらっしゃいます。作業を真面目に黙々と行い、週3回は、近隣のコープで働く人もいます。スタッフの関心を引きたくて、なかなか作業室に入ってこない人もいます。でも、僕と一緒に給食を食べることは、大好きなようで、いつも自分の隣の席に呼んでくれます。