ダウン症のある人は、多様な人々が共に生きる社会の一員です。それぞれに豊かな人生を生きています。 JDSは、“ダウン症”を出生前検査の対象として排除するのではなく、「ダウン症のある人が、その人らしく、普通に、安心して暮らせる社会」が 実現することを望んでいます。
JDS は、母胎内で育ちつつある命とそれを幸福と不安の中に育んでいる妊婦さんのために、出生前検査をマススクリーニングとして一般化することや安易に行うことには、断固反対します。
なお、JDSは、出生前検査の技術そのものに対して、特に見解を示すことはありません。また、出生前検査を一人ひとりがどう理解し、選択するかについて、賛成や反対の意見を表明することもありません。
JDSの基本的な考え方は、母体血清マーカー検査導入時と変わっていません。母体血清マーカー検査は、胎児がダウン症であるかどうかを確率で判定するものですが、JDSは、「確率判定」か「確定診断」かという点に本質的な違いはないと考えていま す。
<理事長からのメッセージ>
1990年代の母体血清マーカー検査の時代から出生前検査の動向を注視してきたJDSを代表して、玉井邦夫理事長からのメッセージです。
【メッセージ(PDF)】