笑って、踊って、「ひとりじゃないよ。」を実感! 世界ダウン症の日2026 キックオフイベント in 岡山 レポート

温かい「晴れの国」岡山で、心までぽかぽか。会場いっぱいに広がった笑顔と拍手

2026年2月22日、「世界ダウン症の日2026 キックオフイベント in 岡山」が開催されました。

記録的に温かい陽気にも恵まれ、会場はステージが始まる前からワクワクした空気でいっぱい。ダウン症のあるご本人を含め350名が参加されました。ステージも客席もロビーも、まるでお祭りのような一体感に包まれた一日となりました。ステージプログラムは動画でご覧いただけます。2時間半のステージはこちらで公開しています。ぜひご覧ください。

この記事ではステージの見どころと当日の熱気をお伝えします!

司会はいつもの4人と、スペシャルなプラス1!

司会陣は、もうすっかりおなじみとなった4名の皆さん。笠井信輔さん(フリーアナウンサー)、あべけん太さん(“ダウン症のイケメン”タレント)、上中勇樹さん(フジテレビアナウンサー)、村上有香さん(ダウン症のある詩人、アマチュア落語家)です。今回も序盤から盛り上げてくれました。そして後半からは、今年の啓発ポスターモデルの松田雅裕さん(写真中央)も参加しました!

『大好き』があるから、ひとりじゃない」ご本人たちの言葉がまっすぐ届いたステージ

イベント前半の大きな見どころは、毎年恒例ともなった「ダウン症のあるご本人の発表」です。 テーマは「『大好き』があるから、ひとりじゃない」。それぞれの「大好き」や日々の暮らしを、5人の皆さんがまっすぐな言葉で語りました。

服部有紀さんの発表

3部構成で繰り広げられたファッションパフォーマンスショー

うどんづくりの仕事に取り組む服部有紀(はっとりゆき)さん
「家族が大好き!」と笑顔いっぱいに話してくれた竹村友汰(たけむらゆうた)さん
毎日30分のお散歩を続け、「友だち100人」を目標にしている高尾仁胡(たかおにこ)さん
グループホームでの暮らしや「でけでけ隊」の活動を紹介してくれた丸山詩乃(まるやましの)さん
パンのお仕事と、よさこいに全力で取り組む武石彩良(たけいしさら)さん
一人ひとりの発表に、会場からはあたたかな拍手が送られました。

司会のあべけん太さんから、「100点満点!」という感想には、会場中が拍手で賛同していました。

歌とダンスで会場は一気にお祭り気分に! インスハートのサプライズライブで大盛り上がり

オープニングを華やかに飾ったのは、ミュージックボックス岡山校・神戸校のみなさん。

ダウン症のある方を中心に活動するダンスチームで、ふだんは岡山と神戸それぞれでレッスンを重ねていますが、この日は一緒にステージに上がり、息の合ったダンスを披露。 「今日は全力で踊ります!」という言葉どおり、会場を一気に明るくしてくれました。

プログラム中盤、「ご本人の発表」が終わったあとに、「次のプログラムは…」と紹介しかけた瞬間に「ちょっと待ったー!」の声。 当日会場で配布されていたプログラムにも書かれていなかったサプライズゲストとして、インスハートがサプライズで登場!

ダウン症応援歌「どっこいしょ」は、JDS福岡支部の依頼で、体験談をJDSが呼び掛け、2019年に完成した曲です。すっかりおなじみとなったこの曲を、ステージも客席も一緒になって歌って踊りました。

ステージ終盤では、岡山の夏を代表する祭り「うらじゃ」から、どらねこじゃのみなさんが登場。どらねこのイメージで凝ったメイクや衣装も愉快でかわいく、リズムに合わせて踊ります。客席からもみんなステージの上や前に押し寄せて、地域や人とのつながりを大切にしながら踊り、まさにお祭り! 踊る人も手拍子をとる人も、みんなハッピーな気分で世界ダウン症の日をお祝いしました。

今年のポスターモデルが大活躍! 松田雅裕さんのやさしく頼もしい司会

ステージは、司会を務める1人の村上有香さん、楽亭ゆかし―による落語、玉井浩JDS代表理事によるトーク「 HIROSHIの部屋」。ダウン症のあるお子さんの父親・歳森 康弘(としもり やすひろ)さん、片山友二(かたやま ゆうじ)さんとの子育て対談、今年のJAMMIN×JDSチャリティーTシャツの発表と続きます。

そして、啓発ポスターの発表では、今年のモデルとなった岡山県在住の松田雅裕さんがステージに登場。
「司会が好き」という言葉どおり、レギュラー司会の皆さんに負けない、落ち着いた存在感で、進行を務めました。イベント全体をやさしく包み込んでくれる司会ぶりが印象的でした。

「こんなに楽しいイベント、初めて!」来賓の言葉が語る、JDSらしさ

キックオフイベントでは毎回、文部科学省や外務省などの省庁からの祝辞をいただきます。長い肩書を、あべけん太さんと村上有香さんが、たくさん練習して読み上げるのが恒例となっています。

今回は、岡山県教育委員会・佐々木亨次長と、岡山県難病団体連絡協議会の伊山義晴会長が実際にステージでご挨拶をされました。

伊山会長のことばを一部抜粋します。
「今回私が一番びっくりしましたのは、難病患者会というのは、フォーラムやワークショップなどで集まった時、非常に静かでシーンとしています。だから、今日のこのキックオフイベントでは、びっくりしました。こんなににぎやかで、楽しい場は初めてです」という言葉が、この日の雰囲気を象徴していました。

ダウン症のあるご本人が真ん中にいて、その姿を家族や周りの人たちが全力で応援する。JDSのイベントならではのあたたかさが、会場全体から伝わってきました。

左から、伊山会長、佐々木次長、玉井代表理事。インスハートのライブ中は「どっこいしょ」のフリに合わせて踊っていました!

ひとりじゃないよ。この日から、また新しいつながりへ

イベントの締めくくりには、主催したJDS岡山支部支部・上地玲子支部長からは、
「このイベントを開催するために、たくさんの方のお力をお借りしました。最初、岡山で実現できるのかなと思いましたが、皆さんにお願いをしたら、本当にいろんな方が力を貸してくださいました。まさに私はひとりじゃなく、孤独じゃなく、たくさんの人とつながれたな、というふうに思いました。 
これをきっかけにもっともっとつながって、皆さんと力を分かち合いながら 一緒に育っていけたらな、と思います。」 という言葉が語られました。

岡山の地で開催された、世界ダウン症の日2026キックオフイベント。
この日をきっかけに、また新しいつながりが広がっていきます。 ご参加・ご協力くださったすべての皆さま、本当にありがとうございました。

会場スナップショット!お買い物とおしゃべりで、つながりが広がるロビー

休憩時間や終演後のロビーも、笑顔と会話でいっぱいでした。焼き菓子やグッズ販売のブースには多くの人が集まり、お買い物を楽しみながら、自然と交流が生まれていました。
パンフレットの配布をしたり、客席のご案内をしたり、ダウン症のある人たちがボランティアで大活躍でした!
JDSではJamminの協力で作成した、特製エコバッグの塗り絵ミニワークショップをしました。60枚が皆さんのお手元にわたり、楽しく彩られていました。

🔗 関連リンク
イベント全編動画はこちら https://www.youtube.com/watch?v=-E3CARuo5HQ
イベント詳細ページはこちら https://jdss.or.jp/wdsd2026/