立って眺めてゐたっけが…?ダウン症青年155人の声?

安藤忠 編
隈野由子 題字
竹岡紀子 装丁
あいり出版/税込5,500円

ダウン症のある青年たちの写真集、「ほんにおまへもあの時は ダウン症青年70人の写真集」(2009年)、「この世の光のただ中に ダウン症青年100人の声」(2015年)に続く第3弾です。今回は男性75名、女性80名が登場。彼らのこれまでのあゆみ、現在の仕事や学業、趣味や家族など、それぞれに生活を楽しむ姿が、写真と文章で紹介されています。各ページに掲載された、彼らから読者へのメッセージ(わたしからあなたへ)、親御さんから彼らへのメッセージ(親からあなたへ)も、生き生きと彼らの人となりを描き出します。

編者の安藤忠氏は長年、ダウン症児の専門家として発達指導に携わってこられた方。3冊の写真集のタイトルはいずれも中原中也の詩からとられています。

立って眺めてゐたっけが…?ダウン症青年155人の声?