慟哭の家

江上剛 著
ポプラ社/1,600+税/2013年2月

2002年に『非情銀行』で小説家デビューした元銀行マンで、骨太な経済小説に定評がある江上さん。
『帝都を復興せよ』など、現代日本が抱える問題を踏まえた作品も多く出されています。
本書は、ダウン症のある子と妻を夫が殺害した家族を取り上げたフィクション作品です(実際の事件ではありません)。
最後の謝辞には「本書が少しでもダウン症などの障害について、社会の理解を深める一助になれば幸いです」と記されています。