アイちゃんのいる教室 3年1組

高倉正樹 文・写真
偕成社/1,200円+税/2014年1月発行

漢字が得意で、人なつこく、がんばり屋さんのアイちゃん。
仙台市の小学校で奮闘する姿を追った写真絵本『アイちゃんのいる教室』(2013年)の続編です。
以下、著者の高倉正樹さんより。

3年生になったクラスは、アイちゃんには優しく、ほかの子同士はなぜかケンカばかり。そこで、担任の先生は秋の学芸会の劇づくりを提案します。テーマは「仲間って何だろう」ー。
みんなのそばには、いつもアイちゃんがいる。一人ひとりが違うことを、誰もが理屈ぬきに理解している。だからこそ、先生も含めた全員で悩み抜いてたどり着いた一つの答えに胸を打たれます。それは、アイちゃんが通常学級で学び続けることの意義を、まさに子どもたち自身の力で導き出したからだと思います。ぜひ、アイちゃんのいる3年1組をのぞいてみてください。