荒井 裕一(あらい ゆういち)
竹の塚ひまわり園 通所
「竹の塚ひまわり園」2年目の今年は、毎日、休まず仕事に行っています。ネジ数えや袋入れ、パン配達など、仕事の種類はあまり多くないようです。支援員の方々のおかげで、布ぞうりを編めるようになりました。「一人ひとりの力を引き出してくれる支援員の先生の力ってすごいなあ」と感謝しています。給食も残さず食べ、ウオーキングやスイミングのクラブ活動も大好きです。
アッシュモア 英玲奈
(アッシュモア エレナ)
アメリカ・ロサンゼルス在住
日本で生まれ、シドニー・ロサンゼルス・イギリスと14年間の転勤生活後、またロサンゼルスに戻り6年目になります。近所のおばあちゃま先生のお宅での週1回のアートクラスも3年目。以前、シドニーでもアートクラスを受けていましたが、思いのままに描かせてもらえる今のアートクラスがとってもお気に入りです。最初はなぐり描き、人をかけば首なしマッチ棒だったのですが、最近は指使いも丁寧になり、「色使いが鮮明で嬉しくなるような図柄」と、先生からお褒めの言葉を頂いています。
現在は、自立を助けるための養護学校のようなところへ通学中。アート、タップダンス、ヒップホップ、水泳、ボウリングなどで余暇を楽しんでいます。「ボーイフレンドが欲しいの!!」…と多感な"お嬢"です。
上野 早紀(うえの さき)
宮崎県養護学校
高等部2年
友達となかなかうまく話すことができないのですが、ダウン症者のもって生まれた明るい性格からか、いたずらをしたり、いろいろなことをして、学校のみんなを和ませています。 色がとても好きで、色に関係する様々なものに興味をもっています。小学校のときから、絵の教室に通っています。今は、パステル画の教室に通っています。色を重ねていくのが、とても好きみたいです。これからもずっと続けて、いろいろな絵を描いてほしいと思います。親の支えになってくれる早紀には、いつまでも元気で、周りを明るくしてほしいと願っています。
小山 博史(こやま ひろぶみ)
文京区小石川福祉作業所 通所
平成17年に第1回書作展を見学し、作品の大きさにビックリ。そのとき、先生の「練習を見にこない?」という言葉に、博史は「ウン」と答え、さっそく、見学に。そして、先生に「やってみない?」と誘われるやいなや、大きな筆を持って書き出しました。人と関わることが苦手な息子には初めてのことで、見ていた母は嬉しくなりました。そのときに書いたのが「夢」でした。翌年の第2回書作展では「雷」「風」を飾っていただきました。その「風」は、「若ものを考えるつどい2006」の書道の部で社会経済生産性本部会長賞を受賞しました。
古和 久実(ふるわ くみ)
中野特別支援学校
高等部1年
中学2年生の夏休みに「にじいろ」という詩の本を作りました。学校の宿題で描きためた絵を使って、言葉遊びの延長のように、親子の会話から久実の言葉をそのまま詩にしました。
母:これは何の絵?
娘:井の頭公園でボートに乗った.
母:ボートに乗ってどうした?
娘:どんどんジャボジャボこいだ!
母:これは何?
娘:鳥の赤ちゃん
母:へえ、かわいいね
娘:うん! こんにちは! かわいいねって言った!…
というように。
自分の言葉がリズムをもった詩に変わるのを楽しんでいました。題名は久実が考えて、表紙には大好きな虹と太陽の絵を描きました。この詩集を通して、久実の心の中に溢れている「にじいろ」のような言葉にたくさん触れたような気がします。久実にとって“宝物”の一冊になりました。
廣瀬 賢士(ひろせ けんし)
温品小学校6年
賢士は小さい頃から、絵を描くのが好きな子でした。小学校の近くにある「アトリエ」に通いだして 2年になります。学校から帰ってからぼう〜っとしている姿を見て、好きな絵を楽しめたら……と思い 始めたのですが、先生や同じ教室の子どもたち、先生の愛犬・ももちゃんとも仲良しになり、毎週この時間を楽しみにしています。今回は、スケッチブックに描いた中から、父親が好きな作品を選びました。