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理事長 玉井 邦夫

 2021年12月にご逝去されました玉井邦夫氏の後を受け、代表理事に就任しました、玉井 浩と申します。日本ダウン症協会の歴史、家族会として、そして公益財団法人としての役割、国・社会や世界などへの対外的な発信など、長きにわたり代表理事を努められた邦夫氏の想いや願いを引き継ぎ、協会をさらに発展させていきたいと思います。

 会員への信頼できる情報提供、当事者の権利擁護などの直接的に会員に向けられたものの他に、支援教育制度、インクルーシブ社会の実現、就労機会の拡大、医療技術の開発支援、それらを実現するための研究助成など様々な活動を行っていますが、これらは当事者を含む会員家族のご理解と協力、そして専門家やボランティアの方々との連携・協力によって成立しています。引き続き皆様のご協力をお願い申し上げます。

 協会の重要な事業の一つに電話相談がありますが、近年は、生まれる前からダウン症であることが告知され、周囲に相談できるところがないために、協会に連絡してこられるケースも増えてきました。ピア・カウンセリングとして家族の不安や相談内容に寄り添えるように、相談支援者研修も行い、育ちへの不安を持つ家族支援を行っています。さらに、NIPTなどの出生前検査の相談にも対応しています。また、海外では、国連や国際学会など世界を舞台にした場面にもダウン症当事者がプレゼンテーションしています。最近は日本からも海外で発表される方も出てきましたが、今後積極的に当事者発表を支援して、社会の一員として活動するインクルーシブ社会の実現を目指したいと思います。

 現在を生きている当事者の幸福だけでなく、これから生まれて来る当事者の方のためにも、社会に開かれた団体として、活動して参りたいと思います。

 皆さまのご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

公益財団法人日本ダウン症協会
代表理事 玉井 浩

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